2016年4月14日木曜日

<ゼン・ヒラノ演技ノート・第6話>

<ゼン・ヒラノ演技ノート・第6話>

「リラックスについての具体的訓練」
まず、初めに自分の身体の何処が緊張しているかを見つける。
見つけたらその部分を緩まるようにユックリと動かして、緩んだかどうかチェックする。

この訓練に必要不可欠なことは集中力だ。時間をたっぷりと使って、集中して、深く…深く…。
集中力は、金槌でクギを打つようでなく、ねじ釘をユックリと回しながら深く入っていくようにする。
優れた俳優は、時間をたっぷりと取ることができると云われる。
訓練は結果を追い求めず
「何が起こるか見てみよう」
と心に言い聞かせる。
脳は、体に動かせと命令すると比較的簡単に簡単に体は実行する。
リラックスの訓練とは、脳が緊張している部分に、リラックスしろと命令し、体が即実行に移すようにすることである。釣り人形のように、どの糸を緩めると、どの部分が緩まるのか探す仕事に似ている。

『難しいことを楽に出来るようにしよう。
楽に出来ることを習慣にしよう。
習慣を美しいものにしよう。』
~スタニスラフスキー~


まず、舞台で、カメラの前で明るく、軽やかで、柔軟で、美しく、リラックスした姿で立てるようにしよう。

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