2016年11月13日日曜日

第3回 「神との対話」の本のすすめ

神曰く。
「この世に客観的真実は存在しない。真実は全て主観的、あなたの信じたものが あなたの真実となる。」
但し、この世には、否定できない唯一の客観的真実が存在すると言われる。
それは「神」。
地球上の全ての人が否定しても神は厳然として存在する。
去年の秋、僕は、神に出会った。
毎年、秋になると紅葉を観に東北地方に出かける。
十和田湖、奥入瀬等、殆どの名所を訪ねたが、日本一の紅葉は、知る人ぞ知る岩手の真昼林道だ。残念ながら昨年は崖崩れのため通行止めになっていた。仕方なく山形の朝日スーパー林道に向かった。 林道に向かう途中、車の列に出会った。数台の車が寂れた遊園地の切符売り場の様なところをお金を払って入っていく。それを見て、僕も好奇心に誘われて、訳もわからず通行料を払って入って行った。数分も車を走らせるとその場に不釣り合いなコンクリート製の赤い古ぼけた大きな鳥居が駐車場の片隅にポツンと立っていた。車を降りると土産屋があり、退屈凌ぎに集まった三、四人の男性達が話を交わしていた。そこでチケットを買ってバスに乗るのだという。枯れたススキの何の変哲も無い道をバスで5分も乗ると目的地に着いた。そこから、みんなの後につづいて山道をしばらく登っていくと、お祓い場に着いた。白装束を纏った男性が、強面でお祓いをしていた。また、お金をとられた。 ここからは、裸足で行くこととなる。場違いなところに入り込んで自分を感じながらしばらく歩くと、視界の開けた一枚岩にたどりつく。何人かの人びとはその空間に向けて熱心に手を合わせていた。 帰り途、何か満たされ満たされない気持ちで、バス停に戻りトイレに行こうと思ったが、ペンキが剥げて汚れてみすぼらしいトイレなのでやめた。神様は、トイレは掃除しなくて良いと言うはずはないと思った。
気持ちを取り直し、その場を後にして朝日スーパー林道に向かった。
曲がりくねった未舗装の山道を車でどこまでも昇って行った。
人っ子ひとりいない静けさに包まれた山の中腹で車を降りた。 そこは、溢れるばかりの光と、静けさに包まれていた。筆舌し難い、紅葉の美しさに圧倒され息を飲んだ。
言葉を失った。
神の為せる業の奇跡を目の当たりにした。胸を締め付けられ、歓喜の涙が止めどなく流れてきた。
ここに神様は、紛れもなく存在する、紛れもなく。
「僕は神と出会うことができた。」
今年も、周囲の反対を押し切って(82)の僕は、神様に会いに行こうと思っている。
ZEN
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