<ゼンヒラノ演技ノート>
*第14話ーその1ー*
この10数年来毎日、BSテレビの映画を10本以上録画して、
そのうち2,3本を選んで観つづけている。
良い演技とはなにか?
トップクラスの演技の共通点とは?
観客の心情に訴える演技とは?
才能とは?
正しい演技をするためにはどんな訓練方法が必要なのか?
俳優達に良い演技と悪い演技の見分け方を身につけさせるには?
等々、答えを求めて。
トップクラスの演技の共通点とは?
観客の心情に訴える演技とは?
才能とは?
正しい演技をするためにはどんな訓練方法が必要なのか?
俳優達に良い演技と悪い演技の見分け方を身につけさせるには?
等々、答えを求めて。
まず、日本の俳優の殆んどが、人が普段話すように話せない。
セリフを読んでいるという印象を与える。
(俳優は考えられれば生きられる。このことに関しては、別の機会に話題にしたいと思っています。)
多分、日本人の特質で、伝統的に、形に対する素晴らしいセンスをもっているので(神社仏閣、昔の生活用品にいたるまで)どうしても形に頼る傾向があると思う。
しかし、形から入るとリアリティーを入れにくいと云われる。
しかし、形から入るとリアリティーを入れにくいと云われる。
歌舞伎には驚嘆すべき美しい型がある。その形の創始者は、自己の深い感動を表現し得る偉大なフォームを探し求め、それを舞台に実現することができた。
その形のあまりの美しさに、形だけが独り歩きをし、何百年と受け継がれて来たのだと思う。
その形のあまりの美しさに、形だけが独り歩きをし、何百年と受け継がれて来たのだと思う。
ある日ある時、創始者の残したあの形に、感動を入れ得た人が現れる。人々は、その人を名人と讃え呼ぶ。
ストラスバーグが来日した時に、
「自分は伝統を見たいのではなく、伝統が生かされる瞬間を見たいのだ」
と言っていた。
「自分は伝統を見たいのではなく、伝統が生かされる瞬間を見たいのだ」
と言っていた。
西洋はホームを求め、東洋はリアリティーを求める。
ZEN
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